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【授業レポート】鳴瀬未来中学校で開催

日本金融教育推進協会学生部です。2023年2月3日に鳴瀬未来中学校にて実施されたオンライン授業のレポートをお送りします。今回は、生徒の方々が中学生ということで「高校生になる前に知っておきたいお金のこと」というテーマのもと、当協会の代表理事である横川が講義を行いました。では、授業後のアンケートで印象に残ったという声が多かった、貯金と支払い方法についてご紹介します。


まず、貯金のお話からしていきます。

ここでは20代、30代の貯金額の平均値、中央値が紹介されました。

20代貯金額の平均値は179万円、中央値は20万円、

30代になると平均値が606万円、中央値が56万円になるそうです。※

生徒の皆さんの多くはこの金額に対して、「(想像よりも)少ない」と意外に思ったようです。


※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和3年調査結果」金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)より:https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2021/21bunruit001.html


そこで、将来きちんと貯金するためのポイントとなるのが「お金の見える化」であり、その中でもとても重要になってくるのがお小遣い帳もしくは家計簿をつけることです。今回の授業では、貯金している生徒が多かったのに対し、お小遣い帳をつけているという方は少なかったです。しかし、横川は、お小遣い帳をつけることを習慣づけていくことで、将来の収入の管理に繋がり、大人になってからもこのことはとても重要な作業になると言います。


<まとめ>
鳴瀬未来中学校の皆さんは貯金ができているという方が多くて驚きました。素晴らしいです。そんな貯金を安定したものにするためにも、自分に合ったお金の管理方法を見つけて、お小遣い帳をつけることを習慣化して欲しいと思います。

次に支払い方法のお話です。

後払い、即払い、前払いなどの様々な決済方法が紹介されていた中、アンケート結果から最も生徒の皆さんの印象に残っていたのは、クレジットカードを使った決済方法の一つであるリボ払いでした。

リボ払いとは、毎月決まった金額が引き落とされ、必ず元本(買い物したもとの支払額)に加えて手数料を払わなくてはならない支払い方法です。毎月の支払額は定額で済むものの、この決済方法では必ず手数料がかかってしまい、毎月の支払額が少ないと長い間支払いを続けなければなりません。ECサイトや店舗などで、リボ払いで買うとお得だと宣伝されることがあるため、十分気をつけましょう。


<まとめ>
支払いのお話からは「リボ払いについて知らなかったので気をつけたいと思った」や「代金を払うときにも危険が潜んでいることを知れた」などといった意識の変化がみえるようなコメントもあり、これから皆さんが歩んで行く人生の中でこの意識の変化がなにか役に立てば嬉しいと思いました。

最後に、今までお話してきたようなお金の知識は、お金を使うすべての人に役立つものであるため、今回の授業をきっかけに生徒の皆さんに金融教育の身近さや、必要性を感じていただけたら嬉しいです。



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日本金融教育推進協会 学生部 えむ




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