当協会運営局の大宮聡之が代表のMoneySmart株式会社が運営する、「Standify(スタンディファイ)」は、都内美術大学のサービ スデザインやUXデザインに関心のある学生を対象に、お金に関するリアルな課題に焦点を当てたワー クショップを開催しました。
ワークショップでは、支出管理、将来の生活設計、税金、新しい金融サービス、キャリア形成など、幅 広いテーマにおける学生の考えが導出され、彼らが日常生活や将来に対して抱いている不安・課題が浮 かび上がりました。
【支出管理とキャッシュレス】
多くの学生が支出の把握に苦労しており、特にサブスクリプションや複数の電子マネーの管理に課題を感じているようです。キャッシュレス時代における金銭感覚の希薄化も問題視されていました。
【将来の生活設計に対する不安】
学生たちは、将来にどれだけの資金が必要なのかを見通すのが難しいと感じており、特に年金や奨学金の返還、親の介護費用などについての不安が大きいことがわかりました。
【税金に関する知識】
「給与明細の内容がわからない」「源泉徴収が理解できない」といった意見が多く、学生たちは実生活に直結する税金に関する基本的な知識を必要としていることが浮き彫りになりました。
【新しい金融サービスとリスク】
BNPLや投げ銭といった新しい金融サービスの利用が学生の間で広がっていることがわかりました。一方で使いすぎのリスクやトラブルも報告され、正しい利用とリスク管理の知識が求められそうです。
ワークショップでは、既存の金融サービスに対する4C分析や、Standifyが今後提供すべき新機能やサービス体験、ブランディングについてのディスカッションも行われました。参加した学生たちは、これらの活動を通じてサービスデザインについて学ぶ貴重な機会も得ることができたようです。
リアルな大学生のお金の疑問、金融サービスについてのアイデア、を聞くことができる貴重な機会となりました。
日本金融教育推進協会ではこのようなイベントを通じて、すべての人に金融リテラシーの向上とフィナンシャルウェルビーイングの実現に向けて、今後も全力で取り組んでまいります。
当協会では学校や地方自治体、企業の皆様へ出張授業や金融教育運営のお手伝いを行っています。
難しいと思われがちなお金に関するお話を分かりやすく伝えるお手伝いができれば幸いです。
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事務局 佐々木京子
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